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Channel: オーディオ(Audio)文明(世界遺産)に想う_なお&トラちゃん
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アナログな日々を送っています。

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春先までの一年は、CDというデジタルな日々を送っていました。
日進月歩でデジタルの音が良くなっていくのは快感でした。
デジタルでもここまで音が良くなるんだ、という感覚が続きました。
CDのバージョンアップはVer10まで行きました。単なる配線を変えたりするということではバージョンアップと言いません。かなりの非連続な改善を行ってきました。
それ専用のアンプも新たに加えました。
そのアンプの良さはさすがだと思います。
しかし。。。
今も繋ぎかえて聴きますが、やはりアナログに情熱を注ぎだすとはやり、驚くほどアナログに近づいたとはいえ、
その差異は小さくないことを改めて感じています。
音は変わらない、というところまで来ていると思います。
はやり張りつめた空気感の漂いが感じられるかどうかの差なんです。
その差がデジタルを極めつつある中で、より新たに浮き彫りとなって表れてくることが
面白いところだと思います。
 
もちろんアナログと言いましても、プレーヤーを同じLINNのラディカル仕様にするとその空気感の漂いは
薄くなります。カートリッジはライラのタイタンです。
力強い音はしますが、奏者と奏者の空気を漂う関係性は見えない感覚なのです。
エクスクルーシブP3しかりです。
 
アナログもかなり追い込まないとこの差異の大小は分かりにくくなりますが、
その差異が大きいことが分かってしまうと、なかなか劣位に感じるシステムで鳴らすことは難しくなって
しまいます。
年代に合わせて鳴らしわけるという手はあるかもしれませんが、古い録音のものでもやはり最高のもので
鳴らすほうがはやり、録音に入っている空気の漂いは出してくれるのです。
 
知ってしまうと悩ましいですね。

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